院長コラム
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リハビリテーション医学会参加報告

2016年6月27日
横浜なみきリハビリテーション病院 院長 神経内科
阿部 仁紀

 6月9日京都で行われた第53回日本リハビリテーション医学会学術集会で、一般演題の口演(oral presentation)を行なってきました。

フリハビリテーション医学会参加報告

 下記に示しているようにこの会には定期的に発表しております。今回驚いたのは、リハビリテーション関連専門職からの演題の多さです。2014年に特別企画としてコメディカルポスターセッション 282題から始まり、2015年261題だったのですが、今年は814題と、日本リハビリテーション医学会会員の1041題に比べても、その伸びから言えばそのうち医学会会員の演題数を超えるのではないかと思われます。

 この会のよさは、症例報告を大切にしており、一人の患者さんを丁寧にディスカッションできる点です。例えば、私の前に発表なされた、金沢大学附属病院リハビリテーション科の八幡徹太郎先生の「ピアノ演奏者の局所性ジストニア(Musician’s dystonia)の一治療経験」は、ジストニアとその治療後の変化を、実際のピアノ演奏の動画を用い、ボトックスなのか局所麻酔薬なのか、治療に対するディスカッションも含め、非常に心に残るものでした。

(日本リハビリテーション医学会学術集会・発表・抄録)

  1. 第53回日本リハビリテーション医学会学術集会(2016.6.9, 京都市, 口演)
    阿部仁紀1, 廣瀬裕介2, 藤木加菜2, 井上敦士2, 渡瀬広之2, 中村峰子3
    1横浜なみきリハビリテーション病院神経内科, 2横浜なみきリハビリテーション病院リハビリテーション科, 3横浜なみきリハビリテーション病院看護部
    “咀嚼のすくみ”に“リハビリと薬物のsynchronized therapy”が有効であったParkinson症候群の1例, Jpn J Rehabil Med 2016; I30
  2. 第52回日本リハビリテーション医学会学術集会(2015.5.29, 新潟市, 口演)
    阿部仁紀1, 島村秀樹1, 廣瀬裕介2, 青島亮二2, 藤木加菜2, 後藤純平2, 芳賀聡美3,古賀亜紀子3
    1横浜なみきリハビリテーション病院神経内科, 2横浜なみきリハビリテーション病院リハビリテーション科, 3横浜なみきリハビリテーション病院看護部
    “P・O・ST combination therapy”がすくみや姿勢異常に有効であったParkinson病の1例, Jpn J Rehabil Med 2015; 52: suppl S296
  3. 第51回日本リハビリテーション医学会学術集会(2014.6.6, 名古屋市, 口演)
    阿部仁紀1, 島村秀樹1, 石川隆志2, 天野幸子2, 古川沙依2, 寺延亜矢3, 光主素子2,廣瀬裕介2
    1横浜なみきリハビリテーション病院神経内科, 2横浜なみきリハビリテーション病院リハビリテーション科, 3横浜なみきリハビリテーション病院看護部
    ‘意図的反復性指折り’が言葉・舌・手・足のすくみに有効であったパーキンソン病の4例. Jpn J Rehabil Med 2014; 51: suppl S346
  4. 第49回日本リハビリテーション医学会学術集会(2012.6.2, 福岡市, ポスター発表)
    阿部仁紀1, 島村秀樹1, 廣瀬裕介2, 井上敦士2, 大谷康2, 小松祐子2, 原田浩史2, 松永ひろ子3, 中村峰子3
    屏風ヶ浦病院神経内科1, 屏風ヶ浦病院リハビリテーション科2, 屏風ヶ浦病院看護部3
    ‘握り込み’“continuous grasp”が認められた神経難病患者へのボツリヌス治療は有効であった. Jpn J Rehabil Med 2012; 49: suppl S425
  5. 第48回日本リハビリテーション医学会学術集会(2011.11.2, 千葉市, ポスター発表)
    阿部仁紀1, 廣瀬裕介2, 石川隆志2, 斎藤潤子2
    屏風ヶ浦病院神経内科1, 屏風ヶ浦病院リハビリテーション科2
    マッサージが有効であったwearing-offを呈したParkinson病2例の検討
    ―off時のリハビリテーションの考察―. Jpn J Rehabil Med 2011; 48: suppl S302

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