「ある」

 光の階段がある、朝

     見上げた先に宙がある 

          足がある

橋の裏にも表にも道がある

  風と香り 光と彩がある

  隙間がある    平和と孤独がある

  降り注ぐ、絡む、線がある

   浮かび上がる物体がある 

 社会に貢献した ある方の痕跡

      ある日の夕日 

      食欲の秋  読書の秋  芸術の秋

      大いに楽しみ、くる冬に備え、心身に栄養を

                 最後に

    「看護は最上級の芸術のひとつである。最上級の芸術のなかでも

     最も優れた芸術であるとさえ私は言明してきた」

     ナイチンゲールの言葉だが、間近で「それ」を感じられる職場で、

    「ある」ことがゆるされることに感謝を

                                                                    外来の一員より