こんにちは。リハ科作業療法士の新倉です。
先日、山梨県甲府市で行われた第31回活動分析研究大会にOT4名が行ってきました。
作業療法と、とても関わりの深い「活動」について、多くの方の発表を通じて学ぶことができる貴重な機会となりました。
特に注目したのは「情動報酬系へのアプローチ」についてです。
情動とはヒトの行動の根底にあり、動機付けを担っているものとされています。
動機付けはリハビリテーションを行う上で、患者様から意欲を引き出すために重要な要素です。脳内のドーパミン作動系ループがそれらに関与しているとされ、期待より報酬が上回ると学習が強化されると言われています。
今回の大会ではそれらの情動について、作業を通じた介入、対象者の変化と考察を聞くことができ、作業療法の可能性を改めて考えさせられる内容でした。
当院からは先輩の二人が、それぞれ座長、演者として参加されました。
桐生さんは座長として円滑で活発なディスカッションを進行していました。
横戸さんの演題では、物品の持つ特性や使用方法による目的の違いなど、一つ一つの活動を深く知ることができ、より臨床に深みを持たせられるようになったと感じます。
お二人とも大変お疲れ様でした。
帰り際、山梨県で有名なほうとうのチェーン店である「小作」で夕食となりました。大きな野菜がたくさん入っていて、とてもおいしかったです。今回得た学びをしっかりと自分のものにし、今後の臨床と患者様の関わりに活かしていけるよう努力していきます。