こんにちは。リハビリテーション科の阿部です。
6月28-29日にiichiko総合文化センター・大分県立美術館(OPAM)で開催された
『第20回日本言語聴覚学会inおおいた』にてポスター発表の機会をいただきました。
『神奈川県における失語症者向け意思疎通支援事業に関する取り組み
~養成事業の準備から初年度実施までの経過と今後の課題~』
というタイトルでの発表でした。
全国に30万~50万人いると推定されている失語症当事者。
平成30年度に神奈川県言語聴覚士会が県から事業委託を受けて、全国に先駆けて
『失語症者向け意思疎通支援者養成講習会』を開催し、20名の修了生が誕生しています。
令和元年度は22名の受講生で養成講習会がスタートしています。
今回の学会発表では、その取り組みにおける『成果』『問題点とその対策』『今後の課題』を中心にお伝えしてきました。
他県やメディアの方からも沢山のご質問をいただき、社会からも注目を集め始めている事業である事を実感するとともに、その責任も再確認し身が引き締まる思いでした。
失語症に対する社会での理解が拡がり・深まり
必要とされる支援が行き届き
主体的に意思決定を行い
彩りのあるその人らしい生活を送れる
そんな社会が実現出来たら
素敵ですね。
全国のSTの先輩や仲間と色々な思いや取り組みを語りながら
また明日からの臨床の質の向上を図っていきます。
学会参加の醍醐味は、
①最新の知見や取り組み事例を知る
②それを共有し繋がる
③開催地の特性を知る
と、個人的に考えていますので、もちろん郷土料理もしっかりリサーチして参りました!