横浜市立大学・インドネシア共和国ハサヌディン大学(看護学部)国際交流

2020年公衆衛生ユニットさくらサイエンスオンライン交流会プログラム」(2021年1月19日~21日)に参加しました。 

横浜市大医学部看護学科教授の叶谷先生、同大学グローバル都市協力研究センターの森口先生から依頼を受けまして、インドネシアのハサヌディン大学看護学部の学生さんに向けて「リハビリテーション病院における摂食嚥下の支援の実際」についてオンラインでお話しました。

プレゼンスライドは市大の先生が全て英訳していただき、当日は同時通訳も行っていただきました。リハビリテーション病院の機能や役割、嚥下障害のメカニズム、肺炎予防対策、リハビリテーション、看護師の役割、嚥下食などについて映像を交えながらお話ししました。

インドネシアは、現在穏やかに高齢化が進んでいて、平均寿命は70.2歳(平均余命17.0歳)で、死亡原因をみると、第4位に肺炎を含むLower respiratory infections(下気道感染症)となっております。今後高齢者比率が高まると予測されるインドネシアにおいては、高齢者に対する誤嚥性肺炎対策が重要な課題となっているようです。

ハサヌディン大学看護学部の学生さんはとても勉強熱心で、集中して耳を傾けてくれました。プレゼンの中でのちょっとした問いかけには、学生さんは一斉に反応してくれて、しばらくディスカッションの時間になることがありました。これが海外か!と、とても驚きました。プレゼンの後もとても鋭い質問がたくさんあり、あっという間の90分でした。

今回、大変貴重な機会を与えていただき、また多大なご協力をいただいた横浜市大の先生方には心より感謝申し上げます。

また資料作成や動画撮影にご協力、ご助言いただきました当院看護部の牛腸看護部長、臼井主任、管理栄養士の藍原さん、調理を担当していただいている日清医療食品株式会社の皆様本当にありがとうございました。