2015年5月30日、31日に大阪で開催された『第6回日本訪問リハビリテーション協会学術大会』に参加してきました。少し前の話にはなりますが、簡単に講演内容について報告させて頂きます。
4月に改訂された介護保険の内容について厚生労働省の方の講義を拝聴しました。今回の改定で訪問でのリハビリ内容を決める計画書の書き方が大幅に変更され、以前よりもご本人が目標を持ってリハビリに取り組めるように、具体的な内容を記載できるよう改良されました。起き上がる、歯を磨く、お風呂に入るなどといった日常生活で最低限必要な動作を練習するだけでなく、今までご本人が行っていた趣味や社会参加活動を再び行えるように、また以前のようには難しくても新たにご自分で取り組んでみたいと思える目標を一緒に見つけていけるように、具体的な取り組み内容を記載し、ケアマネージャー、主治医と情報を共有できるようになっています。今までの訪問リハビリでは、身体の機能に対してのリハビリが中心に行われてていることがあり、QOLの向上に繋がっていないケースも見られたため、今回の改定で更なるQOLの向上に繋がることが期待されています。
その他、訪問リハビリでの課題に対しての取り組みについてポスター発表があり、そちらも拝聴してきました。大阪にある福祉用具の企業と訪問リハビリ担当者が共に協議しながら、神経難病利用者の自宅環境を整えるため、トイレの便座を改良した話など、その地域ならではの話も聞くことができ、とても勉強になりました。
今回の学会に参加してみて、今後、高齢者が増加していく中で在宅にてQOLを保った生活を送ることができる体制づくりが重要な課題となっており、訪問リハビリの役割も大変重要となっていくことを実感しました。これからもスタッフ同士でも意見交換を行いながら、皆様により良い訪問リハビリサービスを提供できるように頑張っていきたいと思います。