新年のご挨拶

2017年1月1日
横浜なみきリハビリテーション病院 院長 神経内科
阿部 仁紀

 新年明けましておめでとうございます。

 横浜なみきリハビリテーション病院は、1986年に屏風ヶ浦病院として誕生、2012年に金沢区並木に移転し名称を変更すると共に、構造・機能をさらに充実させ、現在、回復期リハビリテーション病棟(144床)、障害者病棟(44床)、医療療養病棟(36床)、計224床となっております。2つのリハビリテーション室、9つの言語聴覚療法室のほか、芝生のリハビリガーデンや菜園など特色のあるリハビリ施設を有しております。

 スタッフは、患者数224名に対して常勤医11名、理学療法士65名、作業療法士37名、言語聴覚士25名、看護師・介護福祉士・看護助手143名です。さらに、在宅復帰に大きな役割を果たすソーシャルワーカーが10名在職しております。また、「リハビリは、セラピストが関わる時間だけではなく、それ以外の時間もリハビリで、24時間、365日がリハビリです。」脳卒中後や骨折後の患者さんが多いのですが、それに加えてパーキンソン病をもった人たちを受け入れ、治療とリハビリを行っております。「積極的な“攻めのリハビリ”だけでなく疲労や精神症状を考慮した“守りのリハビリ”も大切です。麻痺を診るのではなく、麻痺をもった患者さんを診る。」患者さんは、運動が得意なひとだけでなく、運動が不得意な人や、体を動かすのが苦手な方もおられます。そのひとの性格にあったリハビリが大切です。

 また、患者さんだけでなく、人を含めたその患者さんの環境を理解することが大切です。当院の、医師、看護師、介護福祉士、看護助手、クラーク、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー、薬剤師、検査科、放射線科、総務課、経理課、医事課、栄養科の職員等418名の全職員は、よりよい環境となり患者さんがベストなパフォーマンスを発揮できるよう日々努力しております。

 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。